M&Wを象徴するキャラクター、ブラック・マジシャンの考察と紹介【遊戯王 アニメ 漫画 原作 DM 感想】
あまりにも有名かつ古株キャラすぎて今更感ありますが、ちょっと突っ込んだところまで書いてみました。 OCGではなく、原作マンガやアニメにおけるキャラクターの考察と紹介です。
- 1.概要。「ブラックマジシャンに似ている、他作品のキャラを思い浮かべてみる」
- 2.戦闘スタイル。「魔法使いが奇術を繰り出して戦うという倒錯」
- 3.外観。「その帽子どうなってんの?」
- 4.ブラック・マジシャンの活躍
- 5.エースの看板
- 6.M&Wを象徴するモンスター
- 7.まとめ
1.概要。「ブラックマジシャンに似ている、他作品のキャラを思い浮かべてみる」
いわずと知れた遊戯王の主人公・武藤遊戯(とくに闇遊戯)のエースモンスター。
ライバルの海馬瀬人は超王道の青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン、以下ブルーアイズ)という誰がどう見てもカッコ良くて強そうなモンスターを使う一方で、主
出てきた瞬間一発で魔法を使うキャラだと分かるトンガリ帽子
原作者の卓越したネーミング、デザインセンスもあいまって、ブラック・
2.戦闘スタイル。「 魔法使いが奇術を繰り出して戦うという倒錯」
ブラック・マジシャンは英語圏では名前が異なり DARK MAGICIAN となりますが、英語で奇術師をMagician と呼ぶのは、
3.外観。「その帽子どうなってんの?」
ブラック・マジシャンのデザインてワケわからなくないですか?
これはデザインそのものが洗練されているからに他なりません。
このデザインは真正面よりも真横やななめ側から見た時に、
これまで、ブラック・
4.ブラック・マジシャンの活躍
アニメしか見たことのない方は意外に思われるかもしれませんが、
ブラック・マジシャンが本格的に活躍し始めたの
明確にエースモンスターとして扱われだしたのは王国編よりさらに後のバトル・シティ編導入部分からになります。
DEATH-T編のラストで登場したエクゾディアのカードは、一つ一つの力は弱くとも、バラバラのピースが一つに合わさった時それは何よりも強い力になる=「友との結束の力」
5.エースの看板
もともと原作でのブラック・マジシャンは「エース」や「切り札」
とはいえ、本格的にブラック・
結論を言うと、
遊戯VS海馬…永遠に勝てないライバル?
ブラック・マジシャンがブルーアイズのライバルと言われるのはマ
攻撃力3000のブルーアイズに対し、ブラック・マジシャンは攻
基本的に、エースモンスター同士の正面衝突になればブラック・マジシャンに勝ち目はあり
ブラック・マジシャンは、"ただ攻撃力の高いモンスターを出せばいいというものではない" というM&Wの醍醐味てきな部分を象徴するモンスターです。そこには、攻撃力で劣るモンスターが魔法・ 罠とのコンボを駆使して自身より攻撃力の高いモンスターを倒していくという下克上のカタルシスがあります。しかし同時に、高攻撃力モンスターに上から殴られなすすべなくやられてしまう悲哀をも背
そして海馬は最強モンスターであるブルーアイズを完璧に使いこなし実力は闇遊戯と拮抗していますが
この絶妙なパワーバランスは、本編において闇遊戯と海馬を対等な
上記のスタンスはファラオの記憶編においても頑なに貫か
魔法使いの弟子「ブラック・マジシャン・ガール」
デュエルに参加できないヒロインの代わりに、バトル・シティ編から
時期を同じくしてデュエルのルールが変更され、レベル7以上のモ
これらが重なった結果、ブラック・マジシャンは出番が激減。皮肉
それまでブラック・マジシャンが担ってきた、ザコを掃討する役割、中間の見せ場は全てブラック・マジシャン・ガールに移譲されていきます。普通であればここでエースが交代する流れですが、しかしそこは伝
そこで編集と原作者は、ブラック・マジシャンを出す時には人気キ
キャラクター商売としては当然のことながら、この人気至上主義は
こうした扱いの差は視聴者側にも当然伝わりますし、その後の人気
切り札にして最強のしもべ
闇遊戯はブラック・マジシャンについて、よく「俺の切り札にして
ストーリー上の意味合いを考えるなら、サイレント・マジシャンと相討ちも取れずあっけなく散ったブラック・マジシャンが最後にまた出てくる展
し
もちろん、カードゲームとしての面白さ、プレイングの問題(ただ
しかし遊戯王って元々はカードゲームを描くための漫画ではなく、ゲームを通してキャラクターの背景や心情を描く漫画、デュエルの戦略等はあくまでストーリーを描写するための小道具だ
オシリスの天空竜が闘いの儀などでラストを飾ること自体なんらおかしくないと思うのですが、『自分とカードを信頼し合う』というようなフレーズでエースの看板を背負わせてきたブラック・マジシャンの、肝心の決闘シーンでの活躍がそこまでパッとしたものではない、闇遊戯とカードたちとの絆や信頼を象徴する役割を果たせてもいない(そして結局は蹴散らされて終わる。はっきり言って、表遊戯のサイレント・マジシャンを引き立たせるお膳立て役で終わっている)のに、ラストシーンで大型のいかにも強そうな “ 映える ” モンスターを登場させることで強引に展開を締めるのは、マンガとして筋の通った描き方ではないと思います。(原作でブラック・マジシャンが象徴的な役割をきちんと果たしていたのはvs奇術師パンドラ戦と、ブラック・パラディンの回くらい…?)
次作アニメシリーズのGX最終回、十代とのデュエルでブラック・
海馬は神を生贄にしてまで自身のエースモンスターをあえて召喚するという意地とプライドを見せた一方で、カードと信頼し合うとか友の力とかを決闘に持ち出す闇遊戯は魂のエースカードを召喚するかに思わせたタイミングであえて神を召喚するという、ここでも奇妙な逆転現象が起きてしまいました。
人気至上主義
ストーリーの進行に絡んで、エースモンスター(フェイバリットカード)が二枚看板になっていく流れはよくあります。同じ遊戯王シリーズの十代ならネオスとユベル、万丈目ならアームド・ドラゴンとおジャマなどで、これらはストーリー上必然性のあるものとして筋が通っているため違和感を持つファンはほぼいないと思います。
商業的には主人公は一つのモンスターに固執せず色々なモンスター
しかし結果として、ブラック・マジシャンというエースモンスター
ブラック・マジシャンはエースを名乗ってはいるけど、実質的な中身が100%完全に伴っているかと聞かれたら、私は完全に自信を持ってもちろん!と主張することはできないです。
原作者含め、製作側がそこまで真剣にこのキャラクターを立てていないというか、主にはアリバイ的な台詞での説明で済まされる傾向にあります。ようやく描かれた神官セトとファラオの決闘で白き龍は神と同等かそれ以上の扱いを受ける一方、黒き魔術師はあっけなく蹴散らされ単なる壁モンスターのような扱いで、最後は白き龍(=ブルーアイズ)のいわば擬人化キャラクターであるキサラとかがメインキャラの仕事をして終わり。アニメオリジナル回では闇遊戯のデッキマスターをあえてクリボーにしてみたり、遊戯たちにコンタクトを取ってくる橋渡し役がなぜかブラック・マジシャン・ガールやマナだったりと……。そんなだったらもうブラック・マジシャンにエースとかの看板をむりに付けずに「闇遊戯が特に主力で使うモンスターたちの中の一体で、一番の古株(どれをエースとして挙げるかは好み)」くらいのままにしておいた方がよかったような…?(異論はめっちゃ認めます…)
「闇遊戯が最も信頼するモンスター」という設定も、そういう設定の説明だけ、あるいはブラック・マジシャンは忠誠心の強いキャラクターであるという一方向の描写で終わっています。そのルーツとしてファラオの記憶編では「神官マハード」というキャ
しかし、おそらく原作者にはその様に描かれていた心当たりなどなく、呑気にもキサラと神官セトのくだりが心残りだとか言っている。
若干キャラクターへのディスみたいになってしまい心苦しいのです
6.M&Wを象徴するモンスター
遊戯王のカードゲームを指す名称としては、アニメやOCGで広く
アニメやOCGしか馴染みのない方が最初にこの名称を聞いたら、
“プレイヤーはお互い魔法使いっていう設定”
つまり、「M&W(マジック&ウィザーズ)」のウィザーズとはモンスターではなく、対戦し
この最初期のM&Wにはモンスター効果、つまりモンスター自身が
もちろんプレイヤーが魔法使いであるといった設定は今では自然消
はい、「ブラック・マジシャン」デッキです。
デッキに名を冠するモンスターが通常モンスターであるという点は
最近のOCGでは専用の魔法カード「師弟の絆」が新たに登場し、
魔法カードと魔法使い族モンスター達とのコンボで相手を絡め取る
7.まとめ
遊戯王がカードゲーム中心のマンガとして舵を切ったのは、読者人
しかし、そのカードゲームが中心になる以前から作品の根底を貫い
そして、ブルーアイズでもなく、レッドアイズでもなく、単騎では
おわり
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遊戯王 高橋和希インスタ炎上騒動で思ったこと。独裁政権に未来は暗黒次元!←これマハードに言わせる?
【NARUTO -ナルト-】努力の天才ロック・リーを全力で考察【BORUTO -ボルト- 登場記念!】
NARUTOが全盛だった頃、私はちょうど中学生。
推しメン(当時はこんな単語すらなかった)
はい、努力の天才ロック・リーです。
(右:NARUTO 20巻 180話、左:アニメNARUTO -ナルト- より)
考察などとタイトルにうたってありますが、
こんなこと考えてる奴もいるのね〜
- 概要。「努力の天才」ロック・リー
- 外観。「ダサいのにカッコいい!」至高のギャップ燃え
- ロック・リーのモデルとなった人々
- キャラクターコンセプト。「スーパーサイヤ人へのアンチテーゼ? 」
- 5.戦闘スタイル。「忍術の使えない忍者」
- 6.内面の描写。「努力は必ずしも報われない?」
概要。「努力の天才」ロック・リー
忍者のマンガなのに忍術の類を一切使わず殴る蹴るだけで戦うとい
ギリギリ感あふれる熱血ギャグと「
2012年には彼を主人公としたスピンオフ作品までリリースされ
(ロック・リー忍伝 DVD 第17巻 より)
外観。「ダサいのにカッコいい!」至高のギャップ燃え
オカッパ + まゆ毛 + まん丸の目 という3つの要素がアイコンとして秀逸で、
(アニメNARUTO -ナルト- より)
↑カエルのような丸い目は『忍空』の風助(※1)
一人だけ画風がぜんぜん違うというか、
(僕のヒーローアカデミア1巻1話、7話より)
なのにサスケをぶっ飛ばすくらい強いときて、
(NARUTO 5巻 37話より)
古典的な美形を表すマンガ記号は「切れ長の目」、
(アニメNARUTO -ナルト- より)
(NARUTO 5巻 37話より)
ただ、その記号的さゆえか、ロック・
↑ 戦闘中の表情は真剣そのもの。(アニメ NARUTO疾風伝 より)
↑ 躍動感あふれる空中での戦闘シーン。ふつうにカッコいいデザインに見えます。(NARUTO 5巻 37話より)
普段は重たいヘルメットのようなオカッパ頭が激しい動きで振り乱
(アニメ NARUTO -ナルト- より)
(NARUTO 24巻 209話 より)
何が凄いって、分かりやすい外観の変化(髪や目の色が変わる等)
↑
しかも話が進むにつれ実際の性格は誠実、謙虚、弱い者に優しい、
(NARUTO 6巻 52話 より)
ロック・リーの魅力の80%以上は、
ロック・リーのモデルとなった人々
ブルース・リー
ロック・リーという名前は、伝説の香港カンフー映画スター「ブルース・リー(李小龍:リー・シャオロン)」のもじりと思われます。「ブルース」
(映画「燃えよドラゴン」より)
↑↓(映画「死亡遊戯」より)
↑ ロック・
彼が日々こなしていたトレーニングメニューというのが、
トンデモな逸話も多く、
リアルロック・リーというか、ブルース・
ジャッキー・チェン
ロック・リーの「
↑ ジャッキーが腰の後ろに左手を当てているのは、チャイナ服の長い前垂れを左手でたくし上げているため。(左: 映画「酔拳2」、右: NARUTO10巻82話 より)
↑ 酔拳の構え(左上)。逆立ちしたまま両足で蹴りまくるジャッキー(左下)。NARUTOでも似たようなシーンが…。(左側:映画「酔拳2」、右側: NARUTO10巻82話 より)
映画『酔拳2』
ブルース・リーだけどジャッキーチェン?
ロック・
名前の由来ともなったブルース・リーは、目にも止まらぬ(
ブルースはガチンコバトルの似合う熱い役柄ながらも、
↑ 基本、真顔なブルース・リー。敵を挑発するような微笑が印象的。(映画「死亡遊戯」より)
一方のジャッキー・チェンは真剣に戦っているシーンですら可笑しく「てんやわんや」という言葉がまさにピッタリ。コミカルなお笑いノリの似合うチャーミングな俳優で、
ただし戦い方はリーと真逆で、ジャッキーは1対多数がもっぱらの "環境を武器化" するスタイルです。椅子、ロープ、道ばたの木、
個人的に、ロック・リーの息子とされるメタル・リーはジャッキー・チェン寄りの、ドタバタ乱戦が得意な実践的武術・ケンカ殺法スタイルでも面白いかも?……と、チラッと思いました。
キャラクターコンセプト。「スーパーサイヤ人へのアンチテーゼ? 」
ロック・
ここで原作者・岸本斉史先生の「
(NARUTO 10巻 85番 より)
髪は逆立ち、目つきは鋭く変わって、
明らかに「スーパーサイヤ人」へのパロディ・オマージュです。
(左: NARUTO 10巻 85話、右: ドラゴンボール 34巻 408話 より)
エリート一族の血を引いているとか生まれながらの強さを持ってい
ここに作者のマンガに対する思いというか、 「
5.戦闘スタイル。「忍術の使えない忍者」
忍術・幻術を一切使わない
ロック・リーの個性をなにより強固なものにしているのが、「
作中のどこを見回しても「忍術・幻術を一切使わない」
(NARUTO 10巻 82話 より)
またストーリー上、「砂の絶対防御で触れることすら出来ない」「
(NARUTO 10巻 82話 より)
(NARUTO 24巻 211話 より)
どんな術を使う敵が相手でも、彼は素拳による直接攻撃のみ(※3)
しかもベースに熱血ギャグがあり、
多分ですが、NARUTOを読んでいる人でロック・
「木ノ葉流体術」と「酔拳」
ブルース・リーやジャッキー・チェン等へのパロディをみると、
設定上では、ロック・リーの体術は「木ノ葉流体術」
君麻呂と戦った際には「直線的すぎる。」と評されましたが、
(NARUTO 24巻 210話 より)
そこで、「天性の酔拳使い」という追加設定がロック・
(NARUTO 24巻 210話 より)
ブルース・リーなのにジャッキー・チェンという洒落もきいて、
↑ この扉絵は布石か…?酔ったガイ先生に酒を勧められ断っている?
もともとロック・リーは、捨て身技の裏蓮華を使わずとも我愛羅の砂のオート防御をかいくぐれ
↑ サスケにかけようとした技は「表蓮華」です。裏の方はネジにとっておくためか。(NARUTO 5巻 37話 より)
(NARUTO 10巻 85話 より)
しかし、
結局のところ、
ロック・リーの強さの限界、
マンガ的には、強い敵に遭遇→
(NARUTO 10巻 87話 より)
だからこそ「酔拳」という新しい特技は、
彼の代から木ノ葉流体術は「酔拳」
チャクラ練れないのに、どうやって水面を歩いたり壁にはり付いたりしてるの?? という議論
作中でのロック・リーは、水面を歩いたり「八門遁甲」
(アニメ NARUTO -ナルト- より)
(NARUTO 10巻 90話より)
よく誤解されていますが、「八門遁甲」そのものがチャクラを必要とする技です。つまり、↑ の解説でいうところの "例外" です。
忍術も幻術も使えない = チャクラが使えない という単純な結びつけは誤りです。
作中の解説では、"脳のリミッター・
(NARUTO 6巻 52話 より)
(NARUTO 10巻 85話 より)
もしロック・リーがチャクラを練れないとしたら、八門遁甲の体内門を開くことも、
ここからは完全に妄想の域ですが、、、
(NARUTO 69巻 668話 より)
6.内面の描写。「努力は必ずしも報われない?」
ロック・
しかしその道のりはというと、負ける→修行→強くなる→勝つ、
(NARUTO 10巻 87話 より)
中忍試験のトーナメント戦にて、
ケガで戦線離脱している間にもライバル達はどんどん力をつけ、
(NARUTO 13巻 112話)
そのうえサスケには相手の動きを見極める「写輪眼」があるので、
(NARUTO 13巻 114話 より)
しかもさらに悪いことには、第一回戦でナルトが「日向ネジ」
(NARUTO 13巻 109話 より)
ナルトが純粋に力でネジを上回ったというよりは裏をかいての作戦
ネジを倒すための切り札として習得した「裏蓮華」
ここまで「努力」というものを徹底的に打ちのめされ、
(NARUTO 13巻 110話 より)
ロック・リーは強いキャラであると同時に、
彼の毎回の役割はメインキャラが活躍する前の"前座"
うずまきナルトとロック・
(NARUTO 10巻 87話 より)
(NARUTO 9巻 81話 より)
ナルトは「主人公はかくあるべし」の部分を担当し、
(NARUTO 10巻 87話 より)
ロック・
「努力の天才」に血筋は関係ないからです。
どこの家の誰の息子だろうが、
才能はなくとも努力して、
主人公として勝利をつかむ運命にあるナルトには決して振れない役
(NARUTO 69巻 617話 より)
マンガの連載がどんな引き延ばしにあい、
その輝きは永遠です!
次回
【考察2】努力の天才ロック・リーが"裏主人公"であるわけ……へ続く
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脚注
※1: NINKU -忍空-(桐山 光侍)
90年代を代表する少年ジャンプの看板作品。
(アニメ NINKU -忍空- より)
「忍空」とは、「空手」の力強さと「忍者」の素早さ・
※2:構えポーズの由来
ジャッキー映画の中で男性が着ているチャイナ服の長い前垂れの部分がありますね?戦闘になると、あの前たれを足で跳ね上げながら片手でキャッチし、素早く腰の後ろへたくし上げ、そのまま押さえておきます。そしてもう片方の手を前にかざし、低く構えます。おそらくこれがリーの構えポーズの元です。超カッコいいです。とくに映画『酔拳2』
(映画「酔拳2」 より)
※3:素拳による直接攻撃のみで戦う
TVアニメや映画などのメディアミックス作品ではロック・リーが手裏剣やクナイなどの投てきアイテムを放つシーン、ヌンチャクや棍で戦うシーンが描かれましたが、原作ではほぼ皆無。ただカブトの持っていたデータなどから、忍具を扱う高い技術を持っていることだけが示唆されています。
(NARUTO 5巻 39話 より)
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【ボルト BORUTO ネタバレ感想】5話 父親に不正がバレて1回休み。ボルト起死回生なるか…?!【ナルト NARUTO】
※この記事の画像は、すべて週刊少年ジャンプ『BORUTO』および、同誌『NARUTO』より引用したものです。
コミカライズ版 BORUTO(ボルト)第5話の感想・考察です。
「
「ぶっちゃけ作画どんな感じなん??」
という方向けの内容となっております!
今回の扉絵はこちら!
ボルトの不正がついにバレた…!
相変わらず作画はキレキレで素晴らしい!池本先生の絵ってマンガ絵と写実っぽさのバランスがちょうど良いん
↑ 本当に「あぁ〜あ…」って顔の黒ツチ。なんか色っぽい。
↑ 遠慮とか謙遜じゃなくガチでめんどくさそうなシカダイ。
↑ 意外と表情豊かなサラダ。
ストーリーとしては映画の筋書き通りで、ボルトの科学忍具使用がバレて失格扱いになり、会場は「えぇー…
審判に見つかるのではなく、あえて父親であるナルトから直接「お前は失格だ。」とやることで、
↑ 父親自らの手で、忍者の証である額当てを外されます。これはキツイ…!
各里の影たちや同期の仲間、家族、大勢の観客の前で、
この時点で、科学忍具 = 怠惰の象徴 → 修行して身につけた本当の実力こそが正義という構造が見えてくるわけですが……
いきなり敵ボス登場!中忍試験は大パニック!
ここで映画でのボスキャラが登場!
ボルトにとってはニッチもサッチもいかない気まずすぎる状況をぶ
↑ なにげにシカダイをかばっているロック・リー。
ダルイのツッコミがいちいち的確で面白いww 一発で意思疎通する我愛羅
ここで、
サクラが崩れ落ちてくる天井を粉砕し、降りそそぐ瓦礫をテマリの風遁で吹き飛ばします。見事な連携プレー!テマリさんの生足がまぶしいっス。
よく見ると、サクラの殴り方が映画とは微妙に違います。彼女の「怪力」は精密にコントロールされたチャクラを一点集中し拳から放出するもので、直接殴っているわけではないことが分かりやすい描写ですね。サクラの手はきっと柔らかいでしょう!!
↑ サクラの険しい表情がNARUTO本編よりぐっと大人っぽい。
また、映画にはなかったシーンも追加されてました!
↑ よく見ると、ヨド(女の子の方)とアラヤ(お面かぶってる方)が前へ出ようとするシンキに続こうとしています。やはりリーダー格はシンキか。
マンガ版で『シンキの義理の父親が我愛羅』
我愛羅があまり耳慣れないような単語を使ってますが、「
NARUTO世界での "忍" はある種の軍事組織のように描かれてますから、
で、待ってましたのこのシーン!!
サスケがカッコいいのは言わずもがなですが、
サスケは少しとっぽい印象になりました。
科学忍具はやっぱり "悪モノ"?
↑ サスケの表情がいちいち渋くて痺れます。
まあ要するに科学忍具のことをも、暗に批判しているわけです。
う〜んなんだかなあ…
↑ 「ベイマックス(ウォルト・ディズニー)」はアメコミヒーロー映画。主人公の少年ヒロやその仲間達は全員重度の科学オタクで、自らの発明品を武器に悪と戦う。(画像は公式サイトより引用)
科学は人間を助けてくれるもので、いまや我々の良き友人です。
今は科学の悪い側面を描いた作品であっても、悪と決めつけるよりかは、一歩間違えば悪にもなるから過信はすんなよ!と警鐘を鳴らすものが多いですよね
つまり BORUTO って、時代の流れに思いっきり逆行しちゃってるんですよね……
新しい道具や技術にどんどん順応して使いこなして、ものごとを精神論でとらえず合理的に処理しようとする感覚に関しては、今の若い世代の方が遥かに進んでます。そしてこれからはおそらく、そちらが主流になります。そんな時代の流れに、BORUTO のテーマ性は完全に逆行してしまってるんです。
いや…もちろんその、言いたいことは分かるんですよ。。自分の手も動かさず、努力したり本気になって頑張ることを避けて、便利な力に逃げちゃいけないよ。というメッセージなんですよね。それ自体はすごく良いんです。あえて時代に逆行するテーマを描くことで、利便性ばかりを追い求める現在の風潮に一石を投じようとする狙いもおそらくあったと思います。岸本先生のそういう精神が、連載当初から大好きです。
ただ、本来なら良い面悪い面の両方があるはずの『便利な道具』をほとんど頭ごなしに糾弾しているので、ものすごく偏ったテーマに見えます。問題なのはテーマそのものというより、描写の方法です。
「科学忍具」という小道具の描かれ方、敵ボスの能力の露骨さ、
「そんなもん本物の実力じゃねえ!」と糾弾するんではなくて、これが例えば「科学忍具は下忍にはひたすら脅威、上忍クラス相手にぶっぱは通用しない。その性質上、中忍試験では禁止しているが実戦で使いこなせれば戦術兵器として有用」くらいの中立的な扱いだったら、もっと描写が変わってたんじゃないでしょうか……?
もっと言えば、尾獣(人柱力)の力を "悪しきモノ" として糾弾することは簡単で、
尾獣は特定の人しか持てませんが、科学忍具は誰でも持てます(力の規模の違いこそあれ)。
取り方によっては、尾獣とか血継限界とか八門遁甲とか、
「科学忍具」というアイディア自体はすごく画期的なので、このまま単なるチートアイテム扱いで終わったら純粋にもったいないです。
…というのはごくごく個人的な妄想です。
人それぞれの考え方や好みにもよりますしね!
火影ナルト、ついに本領発揮!!
やっぱり、ナルトの王道展開は熱いです!!
子供たちをサスケに託し、覚悟を決めたように微笑むナルト。
もはやツーカーの2人。サスケも、ナルトの覚悟を感じ取ったようです。ボルトは動揺が隠せませんが、サラダを背後にしっかりかばってます。
たぶん、ここでナルトはいったん退場、
今後のストーリーは……?
ここからは完全に私の妄想ですが、木ノ葉、砂、
みたいな感じでしょうか?!?!
いやいやいや……。
いきなり混成チームとかは無いだろうなあ…。
シノやテンテンやキバには子供はいないんだろうけど、せめて犬塚一族や油女一族出身の新人下忍のキャラとか、
今回はごめんなさい!
いろいろ書きましたが、
オリジナルキャラのカワキは登場してすらいないし、
これからも変わらず、
個人的にツボった作画まとめ
映画よりもスマートな印象のロック・リー。池本幹雄の卓越した作画センスとファッション感覚によって、何ともいえないツナギのようだった衣装がブルース・リーのめちゃカッコ良いトラックスーツに生まれ変わりました。「袖、破れてる…」→「切りっぱなしデザインおしゃれ」ぐらい印象が違って見えます。
そしてなんと、ナルトの呼びかけが「ゲジマユ!」ではなく「リー!」と名前呼びに。(あれ?映画もだっけ?)ナルトも大人になったんですね。よかったよいきなり「ロック!」とか言い出さなくて。
シーンがいいですよね…。「ちゃんと説教されてたら…」というボルトの悲痛な叫びは、本当は構ってほしい!!自分を見てほしい!!という思いの裏返しですね。
映画を観てたときは正直パッとしないデザインの敵キャラと思いましたが、マンガ本編で見ると表情や立ち方のアングル等もあいまってか神秘的にすら見えます。
シカマルは NARUTO 本編よりもこの歳とった姿の方が断然イケメンに見えるのって単なる個人的な趣味の問題なんでしょうか。モモシキの表情にも貫禄があります。
科学忍具のチャクラをモモシキに吸収させてしまったことに責任を感じるボルト。今度は道具に頼らず、たった1人ですが自分で出した影分身でサラダをかばいます。健気です。
このマンガの女性キャラは表情が凛々しいというか強くて、実に良いですね!!ヒナタはNARUTO本編よりこっちの方が個人的に好みです。ひまわりちゃん可愛いよ…。急成長して誰かとスリ-マンセル組んでくんねえかな…。番外編であんなに強かったし。
映画では表情の変化にやや乏しかったミツキ。マンガ版でもひょうひょうとした雰囲気は変わらないものの、人間味のあるリアクションが増えました。イケメンですね。
ん?!!
あれ、こないだチラッと出てきたメタル・リー。敬語喋っとるやん!!!マンガでは確かまだ敬語で喋るシーンは描かれてない。読者からオリジナルキャラクターのアイディアを募る企画ページのやつですけど、コレは企画ページのライターが適当に描いたやつなのか、ちゃんと脚本家のセリフに基づいてるのか…?
メタル・リーは相手をみて敬語とタメ語を使い分けるタイプか、独り言とか頭の中だけタメ語で考えてるタイプか。まあロック・リーも最初のセリフなんて「おいおいおい聞いたかよ」とかでしたからね。すぐ敬語になったけど、音忍とか敵にはけっこう威嚇的な喋り方をしてたし、そのうち頭の中まで敬語で独りごと言うキャラになったかと思えば、最終回近くの回想シーンではネジとふつうにタメ語で会話してたり。この系統のキャラは口調にバラつきがありそうなので何気に楽しみです。笑
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【ネタバレ ボルト - BORUTO - 】4話 中忍試験 個人戦トーナメント開始!!【NARUTO - ナルト - 】
※この記事の画像は、すべて週刊少年ジャンプ『BORUTO』および、同誌『NARUTO』より引用したものです。
コミカライズ版 BORUTO(ボルト)第4話の感想・考察です。
本ブログでは基本的に、
「
「ぶっちゃけ作画どんな感じなん??」
という方向けの内容となっております!
詳しいあらすじや解説などは他のブロガーさん達がすでに書いてく
今回の扉絵はこちら!
冒頭のオリジナル展開
ここで早くも、オリジナルストーリーへの布石が出てまいりました!!
↑ 謎の「巻物」と対峙するナルトとサスケ。
まだ何のこっちゃ分かりませんが、
どうやらこのマンガ版、「時代が変わって人が変わっても "忍" の本質は変わらない」
映画は「親子劇」メインにまとまった王道路線でしたが、それだと話がナルトとボルトとの間だけで完結してしまって広がらないし他のキャラが絡みにくくて仕方ない。親子劇はテーマの一つくらいに押さえて、
池本先生の個性的で尖った作風だってまだ1%
ナルトとボルト、親子のふれあい
さて、ストーリーの方は中忍選抜の三次試験が始まろうとしています。
息子の二次試験がどうなったのか気になってソワソワしてるけど、
息子の受験状況が気になって仕方ないナルトのもとへ、シカマル登場。
シカマルが部屋から出てってから「いよっし!!!」とやる辺り、
今回は親子の絡み多めです。
はいっ待ってましたのこのシーン!!
「男親と息子」って感じの、
満開の笑顔をあえて抑えているようなボルトの表情がいいですね!
父親が部屋から出て行った瞬間、この笑顔。
いよいよ三次試験開始!!
そして、待ちに待った三次試験、個人戦!!その
絶妙な采配です。映画では決勝戦(あれ、もしかして違ったかな…
第一試合の勝者は「甲組」がボルト、シカダイ、「乙組」
まあ、その前に試験中止されるんだろうけど、、、。
↑ 謎の「巻物」の解読が終わるなり、難しい顔で立ち去るサスケ。ただ事じゃない予感しかしません。
個人戦のバトルシーンはボルトのオンステージですが、
原作者の岸本斉史先生のような、
ボルトの不正が発覚…!
ストーリー自体は映画での流れ通り。
↑ ナルトの表情が怒ってるというよりは若干悲しそうなのがこたえます。
ボルトの心境としては、お父さんに認めてもらいたい・自分を見てほしいがための行動だったのですが、完全に裏目となってしまいました、、、。
ズルはダメだろ!という正論が頭の片隅にあったとしても、ボルトの場合は心の成長が追い付いていない感じでしょうか。逆に、前回登場してきたメタル・リーあたりはプレッシャーに弱そうな半面、そういった倫理観は発達していそうな気がします。
これは私見ですが、「 科学=悪、自力で身に付けた力=正しい 」みたいな感覚は良くも悪くも前時代的で、はっきり言えば古臭いです。ボルトたち "新世代" の忍は、道具を使うということに関して親世代とは全く異なった感覚を持っているとしても、べつにアリなんじゃないか?とも思います。(昔の営業さんは得意先の電話番号を一生懸命暗記したそうですが、今はスマホに登録しておけば一発です。無駄なことに記憶や労力を使う必要はないわけです。こういう感覚に近いんじゃないかな…?)
逆にメタル・リーみたいなキャラが、敵との実戦ではなりふり構わず科学忍具で短所を補い巧みに戦っていたら、それはそれでカッコイイと私は思います(幻術返しとか)。お前にプライドはないのかって話になると思いますが、そこの所との葛藤という新たなテーマも生まれるし。ただの "怠け" で使うのは別としても、科学忍具そのものを悪者にしなくてもいいのでは??
岸本斉史先生が長年温めていたせっかくのアイディアなんだし、マンガ版ではもう少しポジティブに科学忍具を扱ってもいいんじゃないかな??と、ちょっとだけ思いました。
ラスボス登場?!
最後に、映画でのボスキャラがチラっと登場!!能力はやはり『倍返し』なのか??
↑ 狙いは尾獣の力か…?いきなりロックオンされたナルト。この流れで試験中止になりそう。
映画版では「忍術が通じない!」
一ヶ月後が待ち遠しい…!!
個人的にツボった作画まとめ
作画は相変わらず良いです!!
いや…やっぱり本家は岸本先生だなあと思う時も正直あるんですが、やっぱり違う人の作画は新鮮です。
個人的に、このマンガ版のヒマワリちゃんどストライク。全体的に優等生っぽくて誰にも好感を持たれそうな映画版の
いやいやあくまで好みですからね!映画版のキャラだって魅力的です。
渋すぎるシカマル。ふつう、
あざとすぎず、控えめすぎず、ちょうど良いサバサバ感のサラダ。モロタイプです。
ママ友3人組。華やかですね〜!!
ボルトと激突したユルイ。戦闘はぜんぜんユルくないです。
今回一番の大どツボ。
実際この造形をバランス良く描くのはかなり難しいです。ロック・
池本先生の絵のセンスはズバ抜けてて、
池本先生には、
そしてNARUTOというビッグタイトルのコミカライズで名前を
余談みたいな
映画を見てて気になったのが、
でもマンガ版ではその辺りの描写が少し足されてて、
これのおかげで、「運営側や審判が気付かなくても仕方ないか」「そもそも『
これ…本当に良い仕事だと思いました。
もともと、原作者の岸本斉史先生はこういう細かいことへの気配りに熱心でし
ストーリー的にはどうでもいいことかもしれませんが、
でも映画には、そういった丁寧さはほぼ感じられませんでした。尺の関係上やむをえずそうなってしまった部分はあるにせよ、少しもったいなかったです。
また、
そもそも、
だからこそ原作でのシカマルは、
↑ 見事な策略で対戦相手の音忍を撃破
また、本戦でテマリと当たった時も、
こういったことを踏まえると、
一方、マンガ版でのシカダイは、どうも『影真似』ではなく『
↑ クナイを取り出すシカダイ。ボルトは動かないまま。
つまり、
たった一コマの描写だけど、これはデカイ。
こういった細かい部分で、映画のストーリー展開の雑さは少し残念でもありました。尺が足りない関係でそうなってしまった部分もあると思うので、
これからも、マンガ版 BORUTO の連載を追っていきたいと思います!
☆☆ ↓ 次回、第5話はこちらから ↓ ☆☆
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【ボルト -BORUTO-】 3話 感想 メタル・リーの性格設定が意外!【ナルト】
※この記事の画像は、すべて週刊少年ジャンプ『BORUTO』および『NARUTO』より引用したものです。
コミカライズ版 BORUTO(ボルト)第3話の感想・考察です。
本ブログでは基本的に、ストーリーの流れなど映画と大差ない部分についてはあまり言及
「
「ぶっちゃけ作画どんな感じなん??」
という方向けの内容となっております!
中忍試験開始!!
というわけで、BORUTO 第3話です。詳しいあらすじ的なものは他のブロガーさんがやってると思うので、そちらを参考になさってくださいね~!
今回の扉絵はこちら。
テマリの衣装デザインが足元の細部にいたるまで凝ってて気合入ってますね!いわゆる大人かわいいって奴でしょうか。水玉柄の帯とサンダルがモダンでかっこいい。我愛羅とカンクロウも大分印象が変わってます。
まあしかし、出てくるキャラ出てくるキャラ、女の子がかわいい。
三者三様の態度でまったくまとまりのない猪鹿蝶。このバラバラな3人組が見事なチームプレーで予選を勝ち上がると思うと熱いです。チョウチョウ色っぽい。ビヨンセみたい。
テンテンは映画のイメージとのギャップが一番少ないキャラじゃないでしょうか。岸本斉史がデザインを気に入っていたキャラなだけあって、いじりにくかったのかもしれませんね。
出ました!砂隠れ!!
今回から、傀儡使いのシンキ率いるスリーマンセルが登場です。
なんか雰囲気のある3人だなあ…。まあシンキは期待通り見るからに暗そうで、お面の奴が意外と元気だったwww女の子(名前調べときます)のデザインが映画とだいぶ変わってますが、このマンガ版の方が100倍かっこいいです。美人だし!
砂隠れのシンキの能力について考察
シンキの操る黒いモヤは映画の設定では「砂鉄」ということだったので、彼の能力はおそらく 磁遁 の血継限界ですね。
(オフィシャルムービーブック 秘伝・在の書 より)
このような砂鉄を使った忍術は、NARUTO本編では暁のサソリが操る三代目風影の傀儡が繰り出してきました。生前の三代目風影が歴代最強と謳われる所以である強力な術の数々には、チヨバアとサクラも苦戦を強いられてましたね!
↑ サソリと三代目風影の傀儡。構図がめちゃめちゃカッコ良いです。(NARUTO 30巻 266話 より)
(NARUTO 30巻 267話 より)
「砂鉄時雨」「砂鉄界法」などなど、どことなく我愛羅の術「砂時雨」等の術に似ています。名称の語呂までそっくり。それもそのはず……
(NARUTO 30巻 268話 より)
実は、この砂鉄を使った忍術…我愛羅と同じ "砂の守鶴" の人柱力が用いていた術を応用したものだったんですね(だからシンキと我愛羅の戦い方は一見すると似ているのです)。この砂鉄を操る忍術は三代目風影が独自に開発したオリジナル技です。
また、磁遁の血継限界そのものは我愛羅も持ってます。我愛羅は砂鉄ではなく砂金を操っていました。(※彼が普段操ってる砂はただのふつうの砂(にチャクラを練り込んだもの)で、これは磁遁ではなく彼自身の特殊な体質によるものです。)
で、ここらで本誌BORUTOの方に話を戻しますと、、、
シンキの義理の父親が我愛羅ということらしいです。ちなみに我愛羅の実の父親に磁遁を教えた師匠が生前の三代目風影です。
ちょっと関係がややこしいですが、とりあえず我愛羅とシンキには血の繋がりは無いことだけは明らか。じゃあシンキの本当の父親って誰なんでしょうか。
先ほど、砂鉄を使った忍術はもともと三代目風影のオリジナル技だという話をしましたが、シンキってもしや、三代目風影ゆかりの人物…?
ところで、「まだ見ぬ他里のライバル」って あの彼 のことですよね???
ロック・リーの息子? メタル・リー登場!!
さて、ストーリーの方はいよいよ中忍試験が始まりました。個人的に一番の見どころはというと
記事タイトルの通りです。
満を持して、ロック・リーの息子とされる二世キャラ、メタル・
一見すると、ロック・
まず緊張して平常心を保とうとしてるって時点で、
実はあんまり父親に似てなくないか???本当に熱血??
敬語が抜けて熱さとか男らしさは増し増しになっているようにすら
というか、「うう…明日は本番だ…
台詞をよく読むと言ってる内容はネガティブなのにノリだけはむやみに熱
おそらくメタル・
、、、というわけで、
ロック・リーとメタル・リーをなんとなく比較
ロック・リーは、誰がどう見てもダサい(※褒め言葉)
自分を追い込むことで逆境をはね返す強力なプレッシャー耐性を、
もちろん試合を前に緊張する様子などカケラもなし。
彼も最初の頃は落ち込んで泣いたりしていましたが、
一方、、、本誌メタル・リーの熱血は、↑
"大事な試験を前に緊張する自分"とか、"
根っこはネガティブキャラか…??
という印象をなんとなく受けました。
( NARUTO 10巻 84話 より)
多分というか、なんとなく、メタル・リーは「最初の頃のロック・
彼は中忍選抜の一次試験で "追い込まれてからのとっさの判断力" を問われ、そこをしっかりクリア出来たのに「よっし!!(
でも実際に戦闘が始まってみると、
( ↓ キャプチャ失敗して左側が切れてますが、イケメンとギャグを交互に混ぜくったような絶妙なリアクションをしてくれます。色んな要素がよりどりみどりのごっちゃ混ぜです。)
彼は駆け引きが苦手なのか。でも、「緊張してヘマでもしたら…」
追い込まれた状況での判断力や、敵を前に怯まない度胸、闘争心、
見事に矛盾を抱えまくったキャラ
という印象でした。
あと、
彼の部屋にロック・
ロック・リー……まさか死んだことにされてないよな??!
(次回、たぶん審判の役で登場してくるはず…)
まとめ
「最高にロックな精神(既成概念《忍者は忍術使ってなんぼ》に対する反骨精神、
いいぞ!!もっとやれ!!私はこういうヒネったキャラも大好きです。
ヘヴィメタルという音楽ジャンルも元々好きなので、このメタル・
マンガには直接関係ないですが、
マンガ版BORUTOに登場する全ての二世キャラ達がそれぞれに
おわり
ちなみにですが、、、
↓ ヘヴィメタルとはこんなです。とにかく格好良いので騙されたと思って聞いてみてください。※再生ボタンをタップしても始まらないスマホユーザーの方は、下の所のちっちゃいURLをクリックしてみてくださいね!
youtu.be
暗さとともに、どこかクサいコテコテ感、ダサカッコ良さみたいな、ロックとはまた違った独特の激しさがあることがお分かりいただけただろうか?!!
少しでも気になった曲がもしあったら、
日本のメタル人口増えろ!!!
☆☆ ↓ 次回、第4話はこちらから ↓ ☆☆
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「ロック・リーってどっちが苗字??」NARUTOで考察、中華風キャラの名前の謎。
アニメやマンガに出てくる中華風キャラの名前は「シャオ××」や「⚫︎
キャラクターの名前は、やはり響きのカッコ良さや覚えやすさが重要ですよね。実在する有名人の名前をもじってあるケース以外、多くは中華っぽい名前(日本人読者に"中国人"あるいは"中華風"
その辺りも踏まえつつ・・・
今回はとくに紛らわしいということで俺の中で話題となったNAR
- 中華風キャラの名前がまぎらわしいワケ
- ロック・リーって、苗字そっち?!?!(日本人読者一同)
- 「テンテン」に苗字はあるのか?
- 「 リー 」 の中華風愛称について
- メタル・リーってどう名前を呼んだらいいのか、、、?
- その他雑記
中華風キャラの名前がまぎらわしいワケ
現実世界において、中華圏の人の名前は「 苗字 + 名 」の順に表記します。日本人の名前と同じです。
しかし、「ブルース・リー」「ジャッキー・チェン」「テレサ・テン」「ビビアン・スー」「アグネス・チャン」のような名前は、姓名の順番が逆なのです。
いったい、なぜなのか???
というのも、これらは西欧風の名前を名乗っているからなのです。なので、姓名の表記順は西欧の様式に従って逆転しています。「ブルース(
一方で、ブルース・リーの中華圏での芸名は「李小龍(リー・
マンガやアニメに出てくる中華風キャラクターの姓名の表記順は、当然ながら ↑ の両方のパターンが混在しています。
◆孫悟空 / ドラゴンボール → 苗字 + 名(苗字が一字、名が二字)
◆道蓮 / シャーマンキング → 苗字 + 名(苗字と名前が一字ずつ)
◆春麗 / ストリートファイター2 → 名のみ(名前が二字)
◆リナリー・リー / Dグレイマン → 名 + 苗字
◆ホァン・パオリン / TIGER&BUNNY → 苗字 + 名
で、、、肝心のロック・リーがどうなのかというと、、、、、
まず「ロック・リー」というネーミングがそもそもブルース・リーのもじりなので、元ネタに合わせるならロックが名前、リーが苗字、、、ということになると思われます。
ロック・リーって、苗字そっち?!?!(日本人読者一同)
もともと海外のファンはロック・リーのことをもっぱら「ロック」
北米版NARUTOではキャラの名前の表記が「NARUTO UZUMAKI」のように欧米流になっていることが多いのですが、
「LI ROKKU」とかにしてしまうと、ブルース・
(私はそもそも、UZUMAKI NARUTO と日本式に表記して「そういう世界観です!」
日本人読者の視点からすると、順当にいって「
実際、作中で血筋を強調する時にあえて「うちは」や「日向」
マイト・ガイ先生の父親の名前が「マイト・ダイ」
映画『BORUTO』で「メタル・リー」が出てきたおかげで、
現在の本国版NARUTOでは、
先述のようにロック・リーはみんなから「リー」
(そういえば単行本の何巻か忘れたけど、
要は単純に考えて、ただ単に「ブルース・リー → ロック・リー → メタル・リー」というダジャレというか、
原作者の岸本斉史先生が、
結論:
岸本先生にとっては「リー」
「テンテン」に苗字はあるのか?
あくまで現実世界における名前の法則なのでNARUTOのテンテ
適当な名前を例に出しながら考察してみます。
例1:
苗字が「鄧(テン)」、名前が「甜(テン)」で、「鄧甜(
苗字が「李(リー)」、名前が「力(リー)」でフルネームが「
中国人はお互いをフルネームで呼び合うことも普通なので、
例2:
名前そのものが「甜甜(テンテン)」さんや「力力(リーリー)」さんなどである場合。ここに苗字は含まれません。日本の名前でいう美智子さんとか裕仁さんなどと同じで、そういう名前です。
音を繰り返す名前は可愛らしいイメージがあり、幼名や女性の名前に多いです。
例3:
名前が「瑞甜(ルェイテン)」さんなどで、
中国では初対面でふつうに愛称(通称)を名乗る人も多く、
例4:
名前が「甜(テン)」さんや「力(リー)」
中国では、
苗字や名前がもともと一字のみの人をどうやって呼ぶかというと、
結論
「テンテン」はそういうフルネーム、もしくは名、もしくは通称、
「 リー 」 の中華風愛称について
NARUTO公式とは全く関係ない話ですが、
中国では親しい友人や部下など気さくな間柄では、
ジャッキー・チェン主演の映画『ベストキッド』では、
メタル・リーってどう名前を呼んだらいいのか、、、?
映画『BORUTO』の新キャラクターが発表された当初、ロック・リーの息子とされるメタル・リーの名前の呼び方(
個人的な妄想としては、
日本人の感覚からすると「シャオリー」
とりあえず、、、順当にいって、ロック・リーは今まで通り「リー」、メタル・リーはふつうに「メタル」、、、とか呼ばせるしかないような気がします。
その他雑記
ロック・リーの元ネタがブルース・リーであるように、おそらくテンテンの元ネタは、かつて一世を風靡したTVシリーズ『幽幻道士(
↓ 日本中の小学生男子を虜にした台湾美少女テンテンと、NARUTOのテンテン
ちなみに、ブルース・リーやテレサ・テンのような名前が特別かというと、そんなことはないです。中国や香港、台湾では、
また、1つの名前だけでフルネームとか、
我愛羅とかテマリとかカンクロウとか砂隠れの忍は名前しか出てこ
おわり